2009年06月25日

薔薇に降る雨/Amour それは…(宝塚歌劇) 平成21年母の日 宝塚大劇場

ネタバレしてます

 

 

母の日スペシャルとの事で、協賛企業のグッズ、パンフレットがついて、チケット二枚分だけの値段でした

 

席は12列中央

 

 

 

 

 

宝塚大劇場

平成21年5月10日マチネ

 

 

 

 

 

宙組ミュージカル・ロマン

薔薇に降る雨

作・演出(以下、敬称略)

 正塚晴彦

 

 

 

 

 

ロマンチック・レビュー

Amour それは・・・

作・演出

 岡田敬二

 

 

 

 

出演者 

 

大和悠河

陽月華

寿つかさ

鈴奈沙也

彩苑ゆき

蘭寿とむ

美風舞良

天羽珠紀

悠未ひろ

珠洲春希

北翔海莉

風莉じん

美羽あさひ

十輝いりす

七帆ひかる

大海亜呼 

華凜もゆる

美牧冴京

花影アリス

春風弥里

花露すみか

 

 

 

 

ストーリー(薔薇に降る雨)】

 

良家の娘イヴェット(陽月華)と恋に落ちた元将校の男ジャスティン(大和悠河)

 

イヴェットの家の事情で2人の間には障壁があり、駆け落ちをする事になった

 

でも、約束の場に現れなかったイヴェット

 

数年後、調査会社を立ち上げたジャスティンは、ある事件の依頼から、イヴェットの家庭に関わる事になる

 

現在も没落の憂き目に遭っているイヴェットは、一家を金銭的にも援助するグザヴィエ (悠未ひろ)と気に沿わないものの婚約中

 

ジャスティンも、今は結婚を考えようかという恋人ヘレン(美羽あさひ)がいる

 

2人は、この状況で再会する

 

イヴェットは、グザヴィエと結婚しなければならないのか?

 

イヴェットがあの日、ジャスティンの前に現れなかったのはなぜ?

 

そして、再会したジャスティンとイヴェットの関係はどうなる?

 

 

 

 

23年振りの宝塚大劇場】

 

平みちさんの 大江山花伝 以来ですから、ホンマに違う所が多くて、若干ビックリしました

 

間で震災を挟んでますから、小屋自体がリニューアルされてる訳ですし

 

宙組も無かったですし

 

そして何より、インターネットの普及で、私のような者でも前から12列目なんて言う、もの凄くステージに近い席をゲット出来るようになりましたし

 

 

 

 

少女歌劇、だったのに】

 

通常のお芝居ですと、役者が役になりきって、装置や小道具の転換もする事が有りますよね

 

やってましたがな、タカラジェンヌも、この舞台で

 

歌いながら踊りながら、ジャスティンの会社の従業員が、イヴェットのパーティーに集う男女や使用人たちが、上手に転換してましたー

 

あと、性行為をイメージするダンスがやたら有るんですよ

 

大体、2人が再会した時、結婚するかも的な人がお互い居るのに、共に一夜を過ごすこと自体が、ヅカ・ルールに反してるなと思いましたが、男女が絡んでいるような事をイメージされるダンスや、性の衝動を表す動きのようなダンスなどがあちこちで行われていました

 

嫌や、とかより、時代の流れを感じてしまいました

 

 

 

 

こんな演出も】

 

あまり今回、迫りが使われていませんでした

 

どちらかと言うと、盆回しが多用され、転換の多さを物語ってるのかなという気がしました

 

ステージの横の壁の部分には袖幕のような物が無く、要するに壁むき出しなのですが、此処で芝居するのは、少し現実に引き戻される感じもしました

 

でも、これも全て、見ている席がステージから近かったから感じた訳です

 

オペラグラス要らないなんて、ほんま有り難いと思いました

 

 

 

 

Amour それは・・・】

 

蘭寿とむさんが、手話付きで歌ってましたねー

 

宝塚のファンの間でも手話に対しての認識が高まってるのかなー、いつも何か手話でやってるのかなー

 

それと、やっぱ、羽ですよ、羽

 

タニ(大和悠河)さんが羽つけて、大階段の最上段に下手側から出て来て、正面を向く時、ハッ!と身体を前に向けた所、本当にカッコ良かったー

 

今回は、95期生のラインダンスも見られました

ラインダンスの曲は、モーツァルトのピアノソナタ・トルコ行進曲をモチーフにしてました

 

 

 

 

トーク】

 

今回は、母の日のスペシャル物という事で、タニさん・ウメ(陽月華)さんのエンドトークが有りました

 

ファン感謝イベントにも参加した事のない私には、貴重な体験

 

登場人物のイメージを壊さない、娘役スターとしての控えめなウメさん

 

反して、愉快にボケ交えトークのタニさん

 

薔薇に降る雨のタニさんは終始スーツ姿で、こんなカッコのいい男は他にはおるまい、という感じでしたし、ウメさんも、可憐でいて、自分の意志のある、共感の持てる女性の役がとても填り役に感じました

 

今回は2人のラストステージだったのですが、特にそれ用の見せ場や趣向も無かったように感じます

 

以前は、退団公演は、これでもかっ!的なステージだったので、ああ、宝塚も随分と変わったなぁと思いました

 

 

 

 

 

 

チケットを取った時、母が行かないと言ったら、中学生か高校生の娘達のどちらかと行こうと思いました、母子コンビならオッケーでしたから

でも、行くと言ってくれました

 

帰りの道中も、ええプレゼントやったわ、と喜んでくれていました

 

母と2人で出かけるなんて、久し振りでした

 

私が不在の時に、子供達の世話など、いつも有難う

 

いつか親孝行したいと思います

 

いつまでも元気でいてね…

 

posted by 紫 at 20:42| Comment(6) | 宝塚歌劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「大江山花伝」ご覧になったことがあったんですか![E:cherryblossom]
実は私もその作品、見に行きました。懐かしいです。ヒロインの役名は今も覚えています。わぁ、驚きました。[E:coldsweats02]
ラインダンスで使われていたというモーツァルトのトルコ行進曲、私にとっては学生の頃よくピアノで弾いていた曲です。あの曲でラインダンスですか。結構アレンジしていたんでしょうか。[E:drama]
Posted by sii at 2009年06月30日 23:36
siiさん、大江山花伝、ご覧になってましたかー

私は、ホンマに23年も前の、もさくさんのですが、siiさんは、最近のリメイク版でしょうか?

トルコ行進曲は、結構、可愛らしいPOPな感じになってました

siiさん、私たち、ピアノも共通項ですね、私もこのソナタ、レッスンしました
Posted by at 2009年07月01日 21:09
私が見たのも、モサクさんの「大江山花伝」です。あれからもうそんなになるんですね。[E:coldsweats01]
だとしたら、この曲が好きで譜面から音を拾ってトルコ行進曲を弾いていたのも、ちょうど同じ頃です。[E:notes]
Posted by sii at 2009年07月03日 07:23
siiさん、ピアノ、独学でしょうか?

私は、先生について、習ってたんですよー、下手で怒られてばっかりで…
Posted by at 2009年07月03日 20:34
いえいえ、勿論基礎はあっての上ですよ。[E:notes]
中学に入る頃まで習っていましたが、何回も先生が代わったこともあってか、なかなか弾きたい曲を弾かせてもらえる処までいかなくて。それで、この曲はちょうど譜面があったので、頑張って音を拾ってどうにか弾けるようになったんです。
でも、今この曲弾こうとすると、結構リハビリしないとダメな気がします。[E:weep]
Posted by sii at 2009年07月05日 00:18
siiさん、やっぱり私とはレベルが違いますよー

私が弾きたい曲をレッスンさせて貰えるようになったの、大人になってからなんです

それまでは、教則本と、先生が選んだ副読本的な楽譜からレッスンしてましたし、弾きたい曲が弾ける腕前がない事を解っていた私は、言われたマンマの曲を稽古してたんです

勿論、高校生の時にレッスンしたモーツァルトのこのソナタだって、先生が選んだんですよ[E:sweat01]

しかし、私も、仕事で右手をイワシてしまい、今は簡単な曲を弾くのも侭なりません…
Posted by at 2009年07月05日 10:01
コメントを書く
コチラをクリックしてください