著者は、女性を題材にしたノンフィクションを多くだしています
自傷 川田文子:著
平成16年7月発刊
6人の女性の、自傷の物語
出て来る6人の女性を「少女」と位置付けています
娘がいる身としては、彼女たちの心の闇が覗けるかもと思いました
摂食障害は少女に多く、引き籠もりは少年に多いらしいという事が書かれていて、何となく解る気がしました
[E:virgo]
入院先で知り合った男性と付き合う「少女」が出て来ます
彼の具合が悪くなると彼女も影響を受けて状態が悪くなり、彼女が悪くなると彼も同様という事がかかれています
これ、私の窓口(ハローワークの障害者の窓口)でもよく聞きます
身内に心の病に罹っている人がいるケースの時が多く、親子、兄弟姉妹で同じ病院に罹っている人もいます
いい影響ならいいのになあ、巧くいきませんね…
病の治り掛けに突発的に自殺してしまう事があるらしいというのにもびっくりしました
よくあるらしいので、病気の難しさを感じます
[E:virgo]
お母さんが遅くまで働いて、保育園のお迎えがいつも最後だったという子供時代をもつ「少女」が出て来ますが、個人的に胸が抉られる思いをしました
病院で「少女」はお母さんに、
「お前([E:sign01])が私のストレスだ」
といってしまいます
お母さんが帰る時、「少女」は、お母さんが背を丸めて、と表現しています
言い放って、すっとした訳ではないんです
娘が摂食障害
ワーキングマザーとして、ホントにね、他人事じゃないんですよ
娘さんのいる親御さんにも、お勧めしたい内容でした
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