2007年01月28日

骨の袋 スティーヴン・キング:著

著者お得意の作家主人公物





骨の袋 
スティーヴン・キング:著

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] 最愛の妻が

突然、亡くなった
人気作家マイク・ヌーナン

以来、毎晩の悪夢

妻との思い出の別荘の夢

此処に何かあるのかなと
実際に数年ぶりに
別荘を訪れてみる

此の別荘は何か変

此の街は何か変

此処で何が、此の街で何が

そして愛妻は
生前、此処で何をしていた

…的なストーリーです

男女の恋愛も
出て来るのですが
私はそっちより
夫婦愛や
親が子を思う気持ちの
描写に
心奪われました

勿論、心霊物です

骨の袋とは人間の事

どんなに小説の中で
生き生き描かれていても
所詮は骨の袋、という
向こうでは有名[E:sign02]な
文章が
何度か引用されています

みんなカボチャだと
思いなさい的な
発想でしょうか

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] ベストセラー作家の

内情などが書かれていて
興味深く読みました

それと、ガンガン
作家の実名が
出て来るのも
外国の作家好きには
面白く感じます

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] PC入力の

詳しい描写も出て来ました

もう今Mr.キングも
タイプライター使わず
PC使ってるんだというのが
迚もよく分かります

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] 翻訳家は

森の鳥や動物を
片仮名ではなく
あえて漢字表記で
訳しています

屹度、何か
意味が有るのでしょう…

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] ちびっ子カイラが

こういう状態ではないから
或いは
こういう風だから
ヤンママのマッティーから
虐待を受けていない、
という下りは
日本の小説には
出て来ない内容ですね

泣いている子供を見た時
アメリカでは
虐待のサインを
見付けようとするのです

我が国はまだまだ
児童虐待に
立ち後れています

行政が、ではなく、
一般の人の認識が…

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] 登場人物の

殆どがユーモアに長けて
巧い事、言うんですよ

キング小説が
何故、売れるのかの
1つの理由が
此処に有ると思います

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] 妻を失って

悪夢に悩まされてから
PCに向かうと
気分が悪くなるマイクが
作中で何とか
復活するのですが
此の時のプロットは
素晴らしいものです

本当に小説化して欲しいと
思いました

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] クロスワードパズルを

解く場面で
フランケンシュタインの
モンスターの
母親の好きなお酒を聞く
設問の答え

シェリー

…って、何でか
分かります[E:sign02]

合衆国では此の作者が
メアリー・シェリーだと
いう事が
当たり前なんでしょうね

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] マイクが

カイアを抱き上げる時の
描写は
其の経験の有る
子供好きなら唸る表現です

キング作品は
子供を慈しむ大人が
多く登場するように
なりましたね

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] マイクの兄の

シドには
中学生くらいの子供が居て
シドも
若者用語をよく使うんです

影響されてマイクも
使う所が有りましたが
…笑けました

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] キング作品は

先に結論を書く方法が
多く見られます

此の作品で
ショッキングだったのは
マイクが
次に話し掛けた時は
マッティーは
死にかけだったという
書き方の所でした

引用を避ける為に
死にかけという言葉を
使っていますが
実際はもっとぼかした
表現でした

マッティー、死ぬんや…

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] 遂にマッティーが

虫の息の場面

カイの名前ばかり呼んで
カイの心配ばかりしてます

カイはカイアの愛称です

本当に胸が詰まりました

それまでは
妻が亡くなったとこの
マイクが
心惹かれると言うだけで
マッティーにいい感情を
持てなかったのですが
此の辺りから俄然
マッティーに
感情移入して行きました

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] キング作品は

悲惨な場面であっても
ユーモア満ち溢れてる所に
特徴が有るのかなと
思います

ドアが開かない、
早く開けなければ、
の場面で
亡霊セーラが
ドアを開けまいとしてると
気付くマイクが
亡霊の癖に[E:sign01]的な事を
考える描写が有り、
笑いが込み上げました

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] アフリカンの

シンガーのセーラと
息子のキートの
悲惨とも言える殺戮場面は
本当に残虐です

此れなら
セーラが亡霊となって
復讐する訳も
分かる気がします

此の場面を
電車で読んでいて
乗り過ごしてしまいました

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] 死んでしまった

マッティーが
湖の水になって
姿を現した時の場面は
涙、涙でした

カイを抱き締めたいのに
其れが出来ない

カイが焦れったそうに泣く

何があっても母親は
子供が子供でいる間は
死んではいけない…

骨の袋 ネタばれ中



[E:book] リッジウィック保安官が

出て来て
あれ、どっかで聞いた名前
…と思ったら、おほほ

ニードフル・シングスです
 感想エントリー

アラン・パンクボーンと
ポリーの其の後も
リッジウィックによって
語られてます

アランはポリーと
再婚したんやぁ…

デリー、
キャッスルロック、
ダークスコア湖と言う
キング作品お馴染みの
土地ですもの

キングファンには
嬉しい物です

posted by 紫 at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | スティーヴン・キング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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