あくまでも私的感想です
チューイングボーン
大山尚利:著
著者はこの作品で
第12回日本ホラー小説大賞
長編賞を取っています
職業作家ではないようです
[E:danger]ネタばれになります
[E:book] ロマンスカーの
展望車から
ビデオを撮る仕事
正職に就いていない
主人公・登
嫌々ながらも
引き受ける羽目に
撮っていると人が線路に[E:sign01]
勿論、
其の人は轢かれました
何度も仕事を引き受ける
其の度に人が轢かれる…
チューイングボーンとは
島木譲二さんの
ギャクではなく
犬の玩具です
[E:book] 実際の駅名など
使っていましたが
必要あるのでしょうか[E:sign02]
ロマンスカー、と言って
分かる人が
関東圏以外に
どれだけ居るのかも
疑問です
[E:book] 登の埃アレルギー
という事も
何処かで何か
繋がってくるのかと
思いましたが
何も有りませんでした
歯科医院の下りに
必然有り的な書き方を
していますが
あれは要らない場面に
思います
若しかしたら私、
読み落としたのかも
知れませんけれど…
[E:book] 撮影済みテープを
渡す男を登が尾行し、
更に男から
其れを受け取る女を尾行
あの辺りは
無理の無い展開で
面白いと思いました
[E:book] 大人の常識人を
作者は
30歳以上と考えてるみたい
40代から見たら
30歳って未だ
若いんですけど…
作者の実年齢が
分かりませんが
相当年の若い人なのかなあ
…と予想しました
[E:book] 受障した事を
凄く後ろ向きに考える土井
死ぬ人を募って
ビデオに撮って
作者は中途障害者に
取材でもしたのでしょうか
それとも自身が
障害者なのでしょうか
受障直後は誰も皆
筆舌に尽くしがたい
辛い思いをします
私は障害者の職業紹介を
しています
窓口に来る障害者はみんな
働こうという気持ちにまで
なった人ばかり
土井のような処で
ずっと心が
止まった侭の人も屹度
居るのですね…
[E:book] 犬を
飼っている人は
読まない方がいいと
思いました
一寸、辛いですよ…
謎解きの面白さが
強い感じですので
ホラーの苦手な人でも
面白いと思います…
読んでみよかな、と
思われた方、宜しければ
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2007年01月14日
★チューイングボーン 大山尚利:著
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