2007年01月14日

★チューイングボーン 大山尚利:著

あくまでも私的感想です

チューイングボーン
大山尚利:著


著者はこの作品で
第12回日本ホラー小説大賞
長編賞を取っています

職業作家ではないようです

[E:danger]ネタばれになります

チューイングボーン ネタばれ中



[E:book] ロマンスカーの

展望車から
ビデオを撮る仕事

正職に就いていない
主人公・登

嫌々ながらも
引き受ける羽目に

撮っていると人が線路に[E:sign01]

勿論、
其の人は轢かれました

何度も仕事を引き受ける

其の度に人が轢かれる…

チューイングボーンとは
島木譲二さんの
ギャクではなく
犬の玩具です


チューイングボーン ネタばれ中



[E:book] 実際の駅名など

使っていましたが
必要あるのでしょうか[E:sign02]

ロマンスカー、と言って
分かる人が
関東圏以外に
どれだけ居るのかも
疑問です

チューイングボーン ネタばれ中



[E:book] 登の埃アレルギー

という事も
何処かで何か
繋がってくるのかと
思いましたが
何も有りませんでした

歯科医院の下りに
必然有り的な書き方を
していますが
あれは要らない場面に
思います

若しかしたら私、
読み落としたのかも
知れませんけれど…

チューイングボーン ネタばれ中



[E:book] 撮影済みテープを

渡す男を登が尾行し、
更に男から
其れを受け取る女を尾行

あの辺りは
無理の無い展開で
面白いと思いました

チューイングボーン ネタばれ中



[E:book] 大人の常識人を

作者は
30歳以上と考えてるみたい

40代から見たら
30歳って未だ
若いんですけど…

作者の実年齢が
分かりませんが
相当年の若い人なのかなあ
…と予想しました

チューイングボーン ネタばれ中



[E:book] 受障した事を

凄く後ろ向きに考える土井

死ぬ人を募って
ビデオに撮って

作者は中途障害者に
取材でもしたのでしょうか

それとも自身が
障害者なのでしょうか

受障直後は誰も皆
筆舌に尽くしがたい
辛い思いをします

私は障害者の職業紹介を
しています

窓口に来る障害者はみんな
働こうという気持ちにまで
なった人ばかり

土井のような処で
ずっと心が
止まった侭の人も屹度
居るのですね…

チューイングボーン ネタばれ中



[E:book] 犬を

飼っている人は
読まない方がいいと
思いました

一寸、辛いですよ…





謎解きの面白さが
強い感じですので
ホラーの苦手な人でも
面白いと思います…
読んでみよかな、と
思われた方、宜しければ
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posted by 紫 at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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