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猫とともに去りぬ ジャンニ・ロダーリ:著

ネタバレしています


ピサの斜塔と青空.jpg


笑ってばかりの短編集だった

1972~73年に
本国イタリアの新聞に掲載されたもの

「猫とともに去りぬ」
広場の半分が本物の猫で
人間から猫になったのが半分もいるのが
笑けた

「社長と会計係 あるいは 自動車とバイオリンと路面電車」
一番すきかも、
卑怯な社長とええヤツ会計係

「チヴィタヴッキアの郵便配達人」
寝すぎて何千年も過去に行ってしまうのも
笑けた

「ヴェネツィアを救え あるいは 魚になるのがいちばんだ」
町が水没するなら
魚になればいいという発想も
笑けた

「ピアノ・ビルと消えたかかし」
何でシューベルトだけは弾かへんねん、
笑ける

「ガリバルディ橋の釣り人」
魚を釣る為だけに
過去に遡って、
名前変えたりとか
妹でなく弟が生まれるようにしたりとか
とにかくツッコミ入れたくなった

「箱入りの世界」
何かの象徴のような
風刺臭の強い16篇の中でも
最たるものに感じた

「ヴィーナスグリーンの瞳のミス・スペースユニバース」
シンデレラと違って
クリーニング店の預かったドレスを着ちゃったし、
家来でなく憲兵だし、
迎えに来られたら
捕まえに来たと思うヒロインに
笑けた

「お喋り人形」
こちらは16篇中
一番、分かり易い寓話パターン
…いや、寓話ですらない、
そのものズバリや

「ヴェネツィアの謎 あるいは ハトがオレンジジュースを嫌いなわけ」
ちょっとしたミステリー風で
面白かった

「マンブレッティ社長ご自慢の庭」
"一言"もそんな事いってなかった
と、言われたら
君は私の言葉を一々数えてるのか!
って、のが
笑けた

「ピサの斜塔をめぐるおかしな出来事」
オチはみんな分かるだろう、
えっ、そうだったの
って人はいるのだろうか

「三人の女神が紡ぐのは、誰の糸?」
自分と引きかえに
誰かに死んで貰うという頭に来る男が
ラスト、ざまみろ
胸がすく

著者はクラシック曲にも詳しいなあ、
色々な短編の中に
散りばめられている

栓抜き部品工場の社長は、
この中で2篇に出て来る

因みに、
わが国では
失業保険は現在、
雇用保険と言っています


読了:平成29年5月1日

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